おすすめするミステリー
私は小説の中でも特にミステリーが大好きなため、そんな私がおすすめする絶対に読むべきミステリー作品を紹介しましょう。
ミステリーは大きく分けて国内作品と海外作品に分けることができるのですが、まずは国内作品から紹介しましょう。
まずは現代の日本のミステリーの流れを決定づけたとされている衝撃的な作品である十角館の殺人です。
こちらはミステリー作家として有名な綾辻行人さんのデビュー作であり、館シリーズの1作目となっています。
海外の有名なミステリー作品をモチーフにしており、古き好きミステリーの良さを感じさせながら、現代的な視点も取り入れている作品となっています。
ジャンルとしては新本格に部類されており、現代のミステリーの流れを決めたとされている金字塔と呼べるような作品です。
ミステリーファンを名乗るのであればぜひとも読んでおくべきであり、とても楽しめるでしょう。
日本のミステリー作品の中ではすでに古典ともいうべき作品として知られているのが占星術殺人事件です。
衝撃的な殺人事件が起きて、そのトリックもかなり斬新なものとなっています。
ミステリーの面白さを味わいたい方はぜひともこちらを読んでみましょう。
日本のミステリー作品の中でも最高傑作とされているのはご存知の方もいるかもしれませんが、夢野久作のドグラ・マグラです。
この作品はミステリーという範疇として語られないこともありますが、素晴らしいミステリーであり、ミステリーファンではなくても、すべての小説好きが読んでおくべきでしょう。
読むと発狂するといういわくつきの作品ですが、こちらの作品を読むと幻想の世界に引きずり込まれて、現実と非現実の境界が曖昧になってしまうようなめまいに襲われるでしょう。
海外のミステリー
海外のミステリー作家の中でも特に有名であり、今でも愛されているのはアガサ・クリスティでしょう。
たとえば、ABC殺人事件やそして誰もいなくなった、オリエント急行殺人事件など、有名作品が多数あります。
とりあえずミステリーを読みたいという方には、クリスティの作品をおすすめします。
トリック的な面白さだけではなくて、人物描写が巧みであり、女性作家ならではの繊細さがあります。
いわゆる推理モノとしては日本で根強い人気を誇っているのがアメリカのミステリー作家のエラリー・クイーンの作品です。
特に国名シリーズとされているものは読者への挑戦状があり、実際に推理しながら読めることで知られています。
途中で作者からの挑戦状があり、犯人を当てるためのゲームに挑戦できるのです。
推理モノの真髄を味わいたいならば、ぜひともエラリー・クイーンの小説を読みましょう。
コナン・ドイルについては、確かに人気があり、ミステリーの古典といえるのですが、初めて読む場合はあまりおすすめできません。
基本的にミステリー作品を読みたいならば、クラシックのようにまずは有名な作品から手を出していけば良いでしょう。