貧乏入門!?

衝撃的なタイトルだったので、思わず読んでしまったのがこちら。
おいおい、貧乏って入門するようなもんじゃないぞ!と思ってしまいましたが、「もしかしたら生活に役立つイロハが載っているのかも!?」と思って、つい買ってしまいました。
いつも、本は図書館で済ませる私が買ったんですよ、この本を。なんと1500円もするのに。
そのくらい、すがるような気持ちで買ったってことです。情けないなー我ながら。
この「貧乏」に即座にたいおうする癖をなんとかしたいよ・・・。

でも、そんな衝動買いであったにも拘わらず、この本はすごく良かったです。
最初から最後まで、「うんうん」とうなづきながら読んだ感じ。この本、私の予想とは違って、「貧乏になるためのススメ」とか、「貧乏生活のイロハ」の本ではないんですよね。そうじゃなくて、「本当に必要なものだけを買う」という考え方について、仏教の教えにそって解説をしている本です。精神的なところに迫っている本。
だから、読んでいると「なるほど」とか「うん、わかるわかる」というところが出てきて、共感できるんです。私も、この本を読んですごく教えられましたから。
貧乏生活と言いつつ、私はつい無駄なもの買っちゃってるな~と思いました。で、それが本当にほしいものだったかというと、そうでもない。衝動買いとか、見栄で買っちゃうとか、そういうことが多いんですよね。これが自分を貧乏にしているんだなあと気づきました。解っていても、こういうのって誰かから指摘されないと気づかないですよね。
お金の上手な近い方と、そこにまつわる精神性が書いてある感じかな。読むと、ふんふんなるほど・・・と共感できるところが多いので、お金の使い方に悩んでいる人はオススメかも。ついお金を使いすぎている人が読むと、自分の胸のうちを知ることができるのではないかな。仏教になぞらえていろいろなことを書いている本なので、読んでいるうちに心が凄く穏やかになって、自分を見つめなおせるのもいいと思いました。私はこの本好きですね、すごく。
と、色々なことを書いてしまいましたが、私がこの本に出合ったのは運命あったのかなあなんてどうでもいいことを考えています。運命だったから、無理しても買ったのかなって。本当に、心にある重いものがすとんと落ちる作品ですので、多くの人に読んでほしいって思います。本当にね、たくさんの人に読んでほしい。お金に対して、迷いがあるときに読んでもらえると嬉しいです。